気圧傾度力
一言解説
気圧傾度力の説明図 地表付近では気圧の高いところから低いところに向かって風が吹く(空気が動く)。これは、水平方向の気圧の差によって空気塊に力が働いた結果である。このような、水平方向の気圧差によって生じる力のことを気圧傾度力という。鉛直方向にも気圧差があり、気圧傾度力は働いているが天気図で見るような大気の運動では鉛直方向の気圧傾度力は重力と釣り合った状態(静力学平衡)にあり、運動には関与しないとみなされる場合が多い。

詳解
図1(b)に示すように、等圧線に垂直な方向にとった線分の長さを冢、その線分の両端での気圧差を冪、空気の密度をρとおくと、気圧傾度力は、
気圧傾度力の式(1)
となる。負の符号は、高圧部から低圧部に力が向いていることを表すためである。

参考文献
小倉 義光, 1999 : 一般気象学[第2版]。 東京大学出版会, 308頁。